「知財管理」誌

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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 75巻(2025年) / 2号 / 143頁
論文区分 論説
論文名 関連出願に関する米国特許商標庁の継続手続きの考慮
著者 吉田健一郎
抄録  USPTO(米国特許商標庁)では、同一または関連発明を継続して審査して貰う複数の手続きがある。これらの手続きには継続審査要求(RCE)、継続出願(CA)、分割出願(DIV)、更に米国独自の一部継続出願(CIP)を含むが、本稿では効率の良い、有効な関連特許群(Patent Family)を構築するためにこれらの継続に関する手続きを解説する。尚、これらの手続きに関連する課題(ターミナルディスクレーマー及び継続出願懈怠法理)を紹介し、親出願から長期にわたる継続出願等についてはこれを抑制しようとする動向があることも併せて解説する。効率的な関連特許群の構築のために、各手続きの応用は出願人の目的と方針により大きく左右されるので、継続手続きを熟知した米国代理人に目的と方針を詳細に意思疎通して、助言を請うことが大切である。
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