「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 12号 / 1633頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 欧州における特許紛争回避・解決手段 |
著者 | ルーシー コー/ショーン ヤウス/武田恵枝 |
抄録 | 第三者の特許権利化・権利行使を阻止することは、商業的および知的財産的目標を達成するために非常に重要である。日本であれば、情報提供、異議申立および無効審判が考えられ得る手段であろう。欧州では、特許出願・権利化に複数のルートがあり、権利化後も欧州各国における特許権のみならず、単一効特許という選択肢も増えたことから、日本よりもより多くのクリアランス手段がある。各手段の適用範囲や費用は様々であり、状況や達成すべき商業的目標によって適切な手段は異なる。また、欧州の特定の国において有効な手段もあれば、欧州全体にわたる汎欧州クリアランス戦略において効果的に連携できる手段もある。したがって、欧州における特許権利化・権利行使の阻止を目指す際には、欧州全体を一体的に捉える汎欧州なアプローチが必要である。 |