「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 4号 / 431頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 企業における出島戦略と 伴走する知財部門の在り方 |
著者 | 柳沢樹里 |
抄録 | 大企業を中心に、自社の経済的利益追求だけでなく、自社単体で解決することが難しい社会的課題解決を目的にオープンイノベーションに取り組む企業が増えている。その中で、オープンイノベーションの取り組みを円滑に行えるよう、イノベーション推進に適した組織能力を持つ「出島」を企業本体とは別に設置し、外部組織との共創を加速するために企業本体の各部門が出島を支援する動きが進んでいるが、既存事業に最適化された各部門ではうまく支援を行うことができず、各部門の在り方を模索している企業が多い。特に、外部組織との共創において知財の取扱いが課題となることが多いため、知財部門の在り方を明らかにすることが重要なテーマとなっている。そこで、本稿では、先進企業の出島戦略と知財部門の取組事例をもとに、出島に伴走する知財部門の在り方の要諦を抽出し、知財部門の役割と求められる姿勢、知財活動を担う人材の育成について深掘を行った。 |