「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 9号 / 1226頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 近時における デジタル・プラットフォーマー規制の現状と論点─注目すべき海外規制と国内競争法規制を中心に─ |
著者 | 大櫛健一/松田章良/松原崇弘 |
抄録 | GAFAを中心とする巨大なデジタル・プラットフォームビジネスが発展を遂げ、国内外においてデジタル・プラットフォーマー規制として、デジタル・プラットフォームにおける取引の透明性・公正性確保、デジタル分野の特性を踏まえた競争法上のルール整備、個人情報保護法の見直しなどが検討されてきた。海外各国における法令遵守はもちろん、日本における今後の法整備の動向を考える上でも、海外の法規制は注視に値すると考え、注目すべき法規制を紹介する。また、日本における法整備に関して、現状、過剰規制により新たなイノベーションを抑止しないよう、バランスの取れたルール整備等が必要とされ、2019年12月、プラットフォーマーによる消費者に対する優越的地位の濫用への対応、企業結合に関して、それぞれ既存のガイドラインが改定されたので、これらについて述べる。 |