「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 6号 / 767頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 中国及び台湾のパテントリンケージ制度の最新動向について |
著者 | 森田 拓 /呉 暁芬 |
抄録 | 中国においては、近年医療制度改革が進み、米国型のパテントリンケージ制度が導入され ようとしている。一方、台湾において、2017年の薬事法の改正に伴い、米国型のパテントリンケージ 制度が導入され、2019年8月から正式に施行されている。中国のパテントリンケージ制度は、統一的 な法律によって規定されている訳ではなく、様々な法律法規や公告によってカバーされているため、 外国人にとって情報の収集が煩雑になっている。本報告では、現時点で判明している情報に基づき、 中国及び台湾のパテントリンケージ制度の要点について纏め、問題点を検討した。また、併せて、特 許権期間延長制度及び試験データ保護制度についても検討した。 |