「知財管理」誌
Vol.69 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 69巻(2019年) / 8号 / 1120頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 第4次産業革命時代のビジネス貢献のあり方に関する研究─新たな知財活動,組織論の観点から─ |
著者 | マネジメント第2委員会第2 小委員会 |
抄録 | 第4次産業革命時代の新たなビジネスにおいては、現行の法制度では保護困難な知的資産の重要性が高まっている。また、ビジネスの進め方、スピードが変わり、これらビジネスにおける知財業務に対して、知財人材スキルの向上だけでは対応困難となってきている。 本論説では、第4次産業革命時代における環境変化を振り返った上で、まずは新たなビジネスに貢献し得る機能を特定する。既存の知財部門の枠組みにとらわれず、企業全体を視野に入れて検討した点がポイントである。また、知財人材だからこそ貢献し得る新たな機能を提案する。 次に、これらの点を踏まえた上で、第4次産業革命時代の新たなビジネスを対象に、事例分析及びヒアリングを通じ、新たなビジネスへの貢献を軸として、知財活動及び各種連携を含めた知財組織のあり方について検討する。特に、データを扱う活動も含めて、ビジネス視点から知財活動及び対応組織のあり方を提言する。 |