「知財管理」誌
Vol.69 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 69巻(2019年) / 4号 / 545頁 |
論文区分 | 特集(特集:つながりと知財 第2部 データ関連技術の進化) |
論文名 | ブロックチェーンの知的財産・コンテンツ管理への適用について |
著者 | 落合孝文/臼井康博/徐楊 |
抄録 | ブロックチェーンの知的財産・コンテンツ管理への適用可能性については、WIPOや日本政府でも議論がされており、国内外において、まだ初期的な段階のものが多いものの、実装の段階に入って来ているところであり、今後のさらなる活用が期待される。また、スマートコントラクトについても、ライセンスの処理等に利用することで、ブロックチェーンを単純な情報の記録・署名に利用するだけでなく、さらに進んだ知的財産管理のサービスを生み出す可能性がある。 その一方で、ビジネス・技術面での課題だけでなく、法制度面の課題で今後解決されるべきものもある。現時点での法制度でもブロックチェーンが利用できる部分も十分あると思われるものの、さらに制度上の整備が行われることで、現行制度で利用できるものの更なる発展が見込まれるほか、新たに利用できるユースケースが現れる可能性がある。 |