「知財管理」誌
Vol.69 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 69巻(2019年) / 3号 / 416頁 |
論文区分 | 今更聞けないシリーズ(No. 143) |
論文名 | (No. 143) 国際予備審査請求 |
著者 | 奥田百子 |
抄録 | 国際予備審査は、国際出願が新規性、進歩性などを充たしているかを判断する審査です。しかし「審査」といっても「予備的なかつ拘束力のない見解」であり、国内移行後は各国で国際予備審査の結果とは全く異なる判断がされることもあります。 また国際調査機関の書面による見解が発行されるため、有料の国際予備審査をあえて請求をする必要があるのか、という声が多く聞かれます。 しかし国際予備審査には34条補正、審査官面談の機会など多くのメリットがあり、本稿では国際予備審査の国際段階における流れを確認しつつ、その意義を考えてみます。 |