「知財管理」誌
Vol.69 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 69巻(2019年) / 10号 / 1415頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 先行技術と重複した数値限定クレームを非自明と認められるための方法 |
著者 | 国際第1 委員会 |
抄録 | 米国特許実務において、権利化したい特許クレームの数値範囲の規定(数値限定)が先行技術の開示と重複する場合には、一応の自明性により特許性を拒絶されやすく、実務では拒絶を克服することの困難さを感じることが多い。そこで本稿では、近年のCAFC判決から数値限定が自明性の争点となった判決を検討し、数値限定を用いたクレームにおいて自明性が判断される際の判断基準を 明確にしたうえで、数値限定が先行技術と重複する場合に非自明性が認められるための対応手段を提示する。 |