「知財管理」誌
Vol.69 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 69巻(2019年) / 10号 / 1399頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 税関による特許権に基づく輸入差止に関する一考察 |
著者 | 特許第2 委員会第5 小委員会 |
抄録 | 税関における水際での輸入差止(「水際取締り」とも呼ばれる)は、関税法第69条の11第1項各号に規定される貨物が日本に輸入されることを阻止するための制度である。そして同項第9号には、特許権、意匠権、商標権等の知的財産権を侵害する物品が輸入してはならない貨物として規定されている。当小委員会では、とりわけ特許権に基づく輸入差止について、制度およびその運用の実態を調査し、特許権者と輸入しようとする者との間でバランスの取れた制度となっているかを考察した。 |