「知財管理」誌
Vol.67 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 67巻(2017年) / 7号 / 996頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | いわゆるコト分野の発明発掘について |
著者 | 小林淳一 |
抄録 | 新製品の企画・開発過程で創出された発明が「発明」として捉えられずに埋没してしまい特許出願できなかったというケースがよくある。このように発明が埋没してしまうことを避けるため、企業の知財部門の方々から「発明発掘」の依頼を受けることが増えている。特に、近年増えている「顧客の課題に対するソリューションの提供」「顧客のニーズに対する価値あるサービスの提供」などのいわゆる「コト」分野については、どのような発明が「コト」を成立させているのかが捉えづらく、発明発掘が難しい場合が少なくない。そこで本稿では、これまでの発明発掘の経験に基づき、企業の知財部員が発明発掘活動を行う場合のポイントについて「コト」分野の発明発掘に焦点を当てて解説する。 |