「知財管理」誌
Vol.67 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 67巻(2017年) / 4号 / 462頁 |
論文区分 | 特集(第4次産業革命と知財) |
論文名 | 第4次産業革命に向けた知的財産制度に関する検討の視点 |
著者 | 亀井正博 |
抄録 | 第4次産業革命は、大量かつ高速の知識創造とその循環が起こることが基盤となって成されると考えられる。この知識創造と循環を促進し第4次産業革命を実現していくために、知的財産制度の関連では、従前から議論されている共通的な課題のほかに、固有の課題として著作物利用にあたっての権利制限規定のあり方、データとデータ集合物の保護のあり方、AI出力物の保護のあり方等について検討する必要がある。また検討対象となる保護の客体を包括して、情報財の保護のあり方という普遍的な論点に関する検討が必要である。これらの検討に際して踏まえるべきこれまでの議論を紹介し、検討のための視点を述べる。 |