「知財管理」誌
Vol.67 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 67巻(2017年) / 2号 / 164頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 手続違背に関する一考察 |
著者 | 特許第1 委員会第5 小委員会 |
抄録 | 特許出願の審査過程において手続違背が発生し裁判で争われるケースがある。本来、出願人が意見を述べる機会が与えられるべき状況において、その機会が与えられず、行えるはずの手続の機会が失われてしまい、本来権利化可能であったものが拒絶されたり、より広い権利が取得できたはずであるにも関わらず権利範囲が縮小されてしまうなど、出願人にとって不利な結果を招くことになる。 本稿では、手続違背を争点に争った最近の知財高裁裁判例を、主張の内容により3つに分類した上で検討を行い、特許庁および出願人への提言をまとめた。 |