「知財管理」誌
Vol.67 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 67巻(2017年) / 12号 / 1923頁 |
論文区分 | 協会活動 |
論文名 | WIPO特許法常設委員会第26回会合 |
著者 | 迫敏史 |
抄録 | WIPO-SCPは、特許法の国際的な発展に関して、先進国と新興国が会して問題を議論したり、連携を進めたり、指針を与えたりするための会合の場である。最近は年2回開催され、「特許権の例外と制限」、「特許の質」、「特許と健康」、「クライアントと特許アドバイザー間の秘密保持」および「技術移転」の5つの主議題を中心に議論される場であり、特に新興国側からは医薬品に関する特許制度に対して厳しい意見が出されている。そのため前回に引き続き、医薬・バイオテクノロジー委員会から参加することとなった。 会合前に日本国特許庁、日本製薬工業協会(以下、製薬協)および国際製薬団体連合会(以下、IFPMA)と協働してJIPAの考え方をまとめ、ステートメント(意見表明)を行うことができた。第26回の会合の議事内容につき報告する。 |