「知財管理」誌
Vol.67 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 67巻(2017年) / 11号 / 1641頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国特許侵害訴訟における訴答 |
著者 | 鈴木亜矢 |
抄録 | 米国特許侵害訴訟の訴答(pleading)の段階は、原告からの訴状(complaint)、これに対する被告からの申立て(motion)又は答弁書(answer)、さらには申立てや答弁書に対する応答などのやりとりを含む。本稿では、これら訴状、申立て及び答弁書の概要を述べつつ、最近の注目判決で ある人的管轄権に関するAcorda判決及び裁判地に関するTC Heartland判決等を取り上げる。また、最近の注目トピックである訴答の基準(pleading standard)についても関連する判決をいくつか紹介する。なお、本稿では連邦地裁に提出される訴状における訴訟原因(cause of action)が原告特許権の被告会社による侵害のみである場合を想定し、訴訟実務の観点も含めて述べることとしたい。 |