「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 9号 / 1143頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ライフサイエンス分野における明細書の開示要件に関する多極間比較研究 |
著者 | 医薬・バイオテクノロジー委員会第1 小委員会 |
抄録 | 特許出願に求められる開示要件として、実施可能要件とサポート要件に着目し、医薬・バイオテクノロジー分野で典型的な発明(低分子化合物、用途、製剤)に関する、日本、米国、欧州、中国、韓国及びロシアからなる6極の審査事例の比較を行った。今回検討した事例の範囲では、日本、中国、韓国、ロシアでは開示要件違反に基づく拒絶理由が多く通知されていた一方、米国と欧州ではほとんど通知されていないこと、国や発明の種類により一定の審査傾向があること、ロシアでは開示要件に関して細分化された行政規則に基づき拒絶理由が通知されていることなどが判明した。 |