「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 8号 / 1007頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 商標の普通名称化防止に向けた実務上の留意点 |
著者 | 商標委員会第1 小委員会 |
抄録 | 商標の使用を通じてその財産的価値を向上させ、ブランディングを図ることは、企業価値の向上にもつながる。しかし、適切な管理がなされていない状態で商標が広く知られるようになった場合、登録商標であっても普通名称化し、権利行使が制限される可能性がある。普通名称化の防止は、商標を保護するための重要課題であるが、その防止に有効な対策は実務者の間でも十分に認識されているとはいえず、さらに情報通信技術の発達に伴い対策がより難しくなりつつある。 本稿では、裁判例や実例から登録商標が普通名称化する要因を分析し整理した上で、普通名称化の防止に向けた留意点を実務者の視点から述べる。 |