「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 6号 / 639頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 図面からの事実認定に関する一考察─知財高平成27年(行ケ)第10037号事件を契機として─ |
著者 | 内堀保治 |
抄録 | 特許出願において、図面は必須の書面とされてはいないものの、殆どの特許出願には図面が添付され、特許出願に係る発明を説明するのに利用されている。図面には発明に関する様々な技術事項が描かれているが、発明者が図面に開示した技術事項が、そのまま意図どおりに特許庁や裁判所で認定されるとは限らない。そこで、知財高平成27年(行ケ)第10037号事件の判決を題材として、図面に記載された技術事項の認定に関する問題を明らかにし、図面に開示された技術事項を認定する上で実務者が留意すべき点を提言する。 |