「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 5号 / 522頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | アラブ首長国連邦(UAE)フリーゾーンにおける知的財産権の行使と現状 |
著者 | 巻田隆正 |
抄録 | 近年、中近東の貿易・観光・ビジネスの中心として脚光を浴びるドバイ、そしてアラブ首長国は、貿易の要として模倣品の輸出入も問題視されている。特に貿易を視野に設立されたフリーゾーンでの知的財産権保護・模倣品流通の現状に関しては、対応以前に現状把握が難しいとされている。首長国によりレベルは異なるが、ドバイ税関を主にUAE各首長国の税関は、模倣品の取り締まりを行う体制は整っており、日本を含め各国の知的財産権保有者の意見を聞く姿勢もある。しかしながら、自由貿易を謳うUAEとしては如何に貿易とビジネスを妨げずに模倣品対策を施行し、知的財産権保護を行うかが課題であると思われる。本稿では簡潔ではあるが、UAEフリーゾーンの知的財産権保護の現状に関して纏めている。 |