「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 4号 / 471頁 |
論文区分 | 特集(知財とマネー) |
論文名 | 米国特許侵害訴訟におけるダメージ・エキスパートの役割─インサイダーの観点─ |
著者 | ケビン・アースト/藤森涼惠(訳) |
抄録 | 特許侵害による損害賠償額の決定には、数多くの要素を考慮した上での熟練者による評価を要する。広く使用されていた「25%ルール」を撤廃した2011年のUniloc v. Microsoft判決を含む最近の米国における判例は、特許侵害による損害賠償額算定アプローチの多様性を増し、そうした様々なアプローチを実施するための分析方法、その分析実施に必要な提出文書の範囲をも拡大した。本稿においては米国における特許侵害による損害賠償額算定方法の近年の発展、および現在受け入れられている損害賠償額算定方法実施におけるダメージ・エキスパートの役割とその活用における留意点を考察する。 |