「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 3号 / 351頁 |
論文区分 | 今更聞けないシリーズ(No. 103) |
論文名 | (No.103) 新薬のデータ保護について |
著者 | 葛和清司/大門良仁 |
抄録 | 新薬と同一有効成分で価格の安い「ジェネリック医薬品(後発品)」という言葉をよく耳にしますが、後発品は新薬承認から一定期間を経ないと流通しません。なぜでしょうか?新薬は、特許権等で保護される外にも、新薬ごとにデータ保護期間(再審査期間)が定められているからですが、本稿では、まず新薬のデータ保護について、TRIPS協定および欧米の制度を整理します。次に日本の再審査制度と新薬のデータ保護の関係を考察し、日本における後発品の申請と承認について整理します。最後に近年のTPP交渉の背景および内容を概括します。 |