「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 3号 / 259頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 中国からASEAN諸国への模倣品流通状況及び対応方法 |
著者 | 分部悠介 |
抄録 | 近年、ASEAN(Association of Southeast Asian Nations:東南アジア諸国連合)諸国が世界から改めて注目を集めている。2015年末にはASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community:AEC)が設立される予定であり、今後もさらにASEAN域内の貿易自由化の実現にも伴って更なる経済成長が予想される。日本企業のASEAN諸国への進出も年々増えているが、これと併行して模倣品の問題も顕在化してきており、その多くは中国から流入してきているが、ASEAN諸国の知的財産権保護の状況や運用の実態も様々であって、どのような対策を取るべきか必ずしも明確になっていないことが多い。そこで本稿では、ASEAN諸国における模倣品の流通状況、法制度概況、及びこれに基づいた対策方法を紹介する。 |