「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 1号 / 64頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 知財部門の機能拡大に関する研究─知財関連業務への積極的関与─ |
著者 | マネジメント第2委員会第1 小委員会 |
抄録 | 国際競争の激化、事業形態の多様化等により、知財部門と社内他部門との間には、責任と役割が明確になっていない知財関連業務(現在、他部門が主管し、知財部門が関与(主導・支援・連携)することで業務品質、アウトプットの向上が期待できる業務)が増えている。知財部門は、知財権を主とした伝統的な知財業務に偏重するのではなく、このような知財関連業務について関連部門と連携して積極的に関与して取り組む必要がある。 本論説では、知財関連業務に対して、知財部門が、関連する機能部門と連携し全体最適化して取り組むための課題を提示し、課題解決のためのステップ(重要な知財関連業務の見える化→目標の共有化→実行計画化)及びこれらに有用な見える化ツールを提案する。さらに、このような取り組みにより、関連機能との連携を深めて機能進化した知財部門が果たすべき新たな役割について述べる。 |