「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 12号 / 1640頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 知的財産権からみた対外発表における情報管理のポイント |
著者 | 深澤潔 |
抄録 | 情報は形のないものであり、瞬時に複製や拡散が可能なものである。そのため、対外発表によって他者に損害や不利益を与えることがないようにするための情報管理や、逆に対外発表によって自社が損害や不利益を被ることがないようにするための情報管理が必要になる。ところで、対外発表に関しては、その発信する情報の内容に応じて様々な法律による表示規制を受ける。誌面の都合上、本稿では、特許法や意匠法、商標法、著作権法、不正競争防止法といった知的財産権に関する法律の観点から情報管理のポイントについて論じる。それぞれの情報管理項目に関連して各法律にどのような規定があるのかを紹介するとともに、それに基づく対応例について紹介する。法律に沿った適切な対応によって自社や他者に対する損害や不利益を事前に防止することができる。対外発表に限らず情報発信の際に少しでも役立てていただければ幸いである。 |