「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 5号 / 574頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 欧州共同体意匠と意匠権侵害─意匠権侵害判断基準と侵害訴訟における留意点─ |
著者 | 青木博通 |
抄録 | 欧州共同体意匠の保護が開始され、13年が経過した。登録共同体意匠は、無審査で権利が設定され、非登録共同体意匠権は無方式で権利が発生するため、意匠権侵害訴訟では、その有効性が問題となることが多い。 本稿では、まず、日本・中国・米国の意匠権侵害判断基準との相違点や、英国における登録共同体意匠の裁判例を踏まえ、欧州共同体意匠特有の意匠権侵害判断基準について解説する。次に、侵害訴訟における留意点として、どの共同体意匠裁判所を選択すべきか、登録共同体意匠権及び非登録共同体意匠権の有効性を争う場合に意匠権者が留意すべき事項について解説する。 |