「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 4号 / 496頁 |
論文区分 | 特集(知財を活かす!) |
論文名 | 海外から見た日本企業の権利活用 |
著者 | 阿部豊隆 |
抄録 | 日本企業の知的財産活動において、以前より遂行してきたものが一般的な知財戦略として各社において考えられて然るべきである。一例を挙げるならば、日本国内で特許を大量に出願し、そのうち重要な案件について海外で特許取得するという流れを自社のグローバルの知財活動サイクルとして長年捉えてきた企業にとっては、そのサイクルが自社の一般的な知財戦略である。これを主観的戦略と言うならば、日本を客観的に見た上での戦略を構築することも一つの方法ではなかろうか。世界では知的財産権の活用が盛んになった今、日本企業の知財活用はどのような印象を海外で抱かれているのであろうか。米国企業の知的財産部を含む米国での勤務を通じて得た知見に基づいて、外国企業の目に映る日本企業の知財活用や、知財活用を本格的に開始するための取り組み等について論じる。 |