「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 3号 / 408頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.445) |
論文名 | (No.445) 出願過程での主張により権利行使が制限された事例に基づく実務上の留意点 |
著者 | 横井知理 |
抄録 | 銅合金製品の製造、販売等に対し、特許法上の生産等の差止めと不法行為に基づく損害賠償金の一部支払いを求めた事件に基づいて実務的な対応を検討する。裁判所は、介在物個数が「45個/mm2以下」との文言に「0個/mm2」が含まれるかについて、意見書での主張内容と矛盾すると認定して禁反言を理由に技術的範囲には属さないと限定解釈する一方で、文言を広く解した場合には新規性を欠き無効であると判断した。 |