「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 2号 / 216頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.442) |
論文名 | (No.442) 新規事項追加に関する検討─明細書の記載から「ひとまとまりの技術的思想を読み取ることができるか」という指標が示された事例─ |
著者 | 林 佳輔 |
抄録 | 「ひとまとまりの技術的思想が読み取れるかどうか」という指標が提示された判決を分析した。判決においては、発明の効果を参酌し、「ひとまとまりの技術的思想を読み取ることができるかどうか」によって新規事項の追加に該当するかどうかを判断するべきであると判示された。「ひとまとまりの技術的思想を読み取ることができる」ことにより、より広義な構成も明細書に実質的に記載されていると認定している点において、ソルダーレジスト大合議判決よりも一歩踏み込んだ実務的指針を与えるものであると考えられる。 |