「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 12号 / 1687頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 医薬品産業の知財戦略(その2)(完)─医薬品の各特許タイプの権利化の分析─ |
著者 | 医薬・バイオテクノロジー委員会第2 小委員会 |
抄録 | 医薬品産業にとって知的財産制度は極めて重要であり、現実の医薬品事業での特許活用の事例は、製薬企業にとっては自社の知財戦略のベンチマークとなるとともに、あるべき制度を考えるための資料にもなる。本論説では、グローバルに開発販売されている医薬品群について、特許ポートフォリオおよび明細書内容と権利化過程を解析し、事業活動との関連から知財戦略を考察した。(その2)では、医薬品産業に典型的に見られる特許タイプについて、事業上注目される出願の明細書の記載内容と権利化過程を解析した。異なる特許タイプごとにそれぞれ、出願のタイミングと明細書記載内容、クレームの広さについて留意すべき特徴があることがわかった。医薬品産業の知財戦略の策定実行は、疾患分野ごとの技術の相違と特許タイプごとの実務の相違をふまえて行うことが重要である。 |