「知財管理」誌
Vol.63 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 63巻(2013年) / 8号 / 1233頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国ANDA関連判決における判断傾向の分析 |
著者 | 医薬・バイオテクノロジー委員会第1 小委員会 |
抄録 | 米国では1984年に制定されたハッチ・ワックスマン法のもとに、ジェネリック薬メーカー が先発医薬品を保護する特許の存続期間中に、後発医薬品の申請である簡略新薬申請(Abbreviated New Drug Application、以下ANDA)を行うことが可能であり、それを契機に新薬メーカーとジェ ネリック薬メーカーとの間で多数の訴訟(いわゆるANDA訴訟)が起こっている。本稿ではANDA 訴訟に焦点を置き、特許の有効性、権利行使可能性、特許権侵害の有無の各争点について、連邦巡回 控訴裁判所(CAFC)の判断傾向を特許のカテゴリー等の面から分析した。さらに不衡平行為 (Inequitable Conduct)に着目して、争点となった出願人の行為別に、CAFCの判断傾向、それに基 づく留意点をまとめた。 |