「知財管理」誌
Vol.63 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 63巻(2013年) / 2号 / 169頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 特許権侵害訴訟におけるクレーム解釈の分析 |
著者 | 特許第2 委員会第2 小委員会 |
抄録 | 特許権侵害訴訟においてクレームを解釈する場合、技術的範囲への属否の判断では特許法 70条に基づき特許発明の技術的範囲の認定が行われ、特許の有効性判断ではリパーゼ事件最高裁判決 に基づき発明の要旨の認定が行われるというように、2つの基準が存在している。両者が実際の訴訟 において互いにどのように関連しているかは、企業で特許実務に携わる者にとって、大きな関心事と 言える。そこで今回、同一の侵害訴訟で特許発明の技術的範囲の認定と発明の要旨の認定が同時に行 われた事例を調査し、特許権侵害訴訟におけるクレーム解釈の実態を明らかにするとともに、留意点 についてまとめた。 |