「知財管理」誌
Vol.62 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 62巻(2012年) / 8号 / 1117頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 日米欧における医薬品の併用用途特許出願に対する審査実務の研究 |
著者 | 医薬・バイオテクノロジー委員会第2 小委員会 |
抄録 | 医薬品の併用用途特許出願に対する三極における審査実務、特に進歩性の判断について検 討した。具体的な実施例が記載されていない出願に対して欧州及び米国では、殆どの事例で実験成績 証明書等に記載された効果が参酌されていた。進歩性を判断する上で引用される公知文献は、日本と 欧州の間で共通である事例が多くみられ、併用医薬と単剤の引例を組み合わせて判断される事例が米 国よりも多かった。また欧州では、日本及び米国と比べて進歩性が認められるクレームの範囲が比較 的広いことが確認された。上記の傾向を踏まえて今後検討が加えられるべき課題を考察した。 |