「知財管理」誌
Vol.62 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 62巻(2012年) / 6号 / 741頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 類似技術判断に関する米国判決傾向と実務上の留意点 |
著者 | 国際第1 委員会 |
抄録 | 米国の自明性判断に適用される先行技術は、類似技術(Analogous Art)であるべきとさ れており、同じ傾注分野(Field of Endeavor)の技術、もしくは傾注分野が異なる場合は課題が合理 的に関連する技術が類似技術と判断される。KSR事件の最高裁判決以降、自明性の判断においては広 く先行文献を組み合わせる傾向にあり、先行文献が類似技術ではないとする反論が争点となる場合も ある。本稿では、自明性判断が行われたCAFC判決のうち、類似技術判断に着目した判決の傾向と、 それに基づく実務上の留意点をまとめた。 |