「知財管理」誌
Vol.62 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 62巻(2012年) / 5号 / 581頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 進歩性の判断傾向についての考察 |
著者 | 細田芳徳 |
抄録 | 平成21年の回路用接続部材事件判決〔平成20年(行ケ)第10096号 H21. 1. 28判決(知的財 産高等裁判所第3部)〕後、進歩性の判断をめぐって、種々の議論がなされ、進歩性判断は変わった との声も聞く。しかし、審査基準が変更されるに至っているわけではない。進歩性判断における何が どのように変わったのであろうか。 前記の判決後にも、同趣旨の説示をした裁判例が種々見受けられるが、進歩性判断を別の角度から 説示した裁判例もある。最近の知財高裁の裁判例から、進歩性の判断がどこに向っているのか、その 行方について、また、最近の進歩性判断の傾向について考察してみたい。 |