「知財管理」誌
Vol.62 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 62巻(2012年) / 4号 / 493頁 |
論文区分 | 特集(事業で勝つ!) |
論文名 | 事業をサポートするための特許の交渉と訴訟 |
著者 | 城山康文 |
抄録 | 特許を取得して維持するためには、人も時間もお金も必要である。しかし、特許を保有し ているだけで、競争相手や顧客がそれを自発的に尊重してくれるわけではない。特許を用いて事業を サポートするためには、面倒でも、特許を用いた交渉と訴訟を避けることはできない。そして、効果 的な交渉と訴訟のためには、それらの各局面において、担当者が、いったい今後はどのような展開に なる可能性があるのか、という全体像を理解していなければならない。本稿では、特許交渉のきっか け・準備・土俵設定からその展開、侵害警告に伴うリスク、訴訟への移行、被疑侵害者への部品供給 者が特許非侵害保証を与えていた場合の問題、提訴後の訴訟手続におけるいくつかの重要な手段・論 点などについて、権利者と被疑侵害者との双方の視点から解説する。 |