「知財管理」誌
Vol.62 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 62巻(2012年) / 10号 / 1401頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 核酸の医薬及び診断薬への適用に関する発明の特許性 |
著者 | 医薬・バイオテクノロジー委員会第1 小委員会 |
抄録 | 核酸の医薬及び診断薬への適用に関する発明について、日本における審査及び審判の状況 を調査し、当該発明の特許性について検討した。併せて対応する欧米出願の審査との比較を行い、審 査の三極比較を行った。その結果、日本においては、核酸をこれらの用途に適用するための方法は周 知技術であり、単に当該用途へ適用するための医薬や診断薬を製造し、その効果を確認しても、当該 効果が格別顕著でないと進歩性なしとされる傾向にあった。欧米においても同様の傾向が窺えたが,欧 州においては有用性が示されていれば比較的特許されやすい傾向にあった。 |