「知財管理」誌
Vol.60 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 8号 / 1249頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 複数者による特許権侵害と権利行使に関する一考察 |
著者 | 特許第2 委員会第1 小委員会 |
抄録 | 近年の研究開発におけるオープンイノベーションの動きと共に、複数の企業によるビジネ ス展開が加速していると言われている。これと歩調を合わせる形で、複数者による特許権侵害問題も 今後増加していくものと予想される。そこで、本稿においては、複数者による侵害に係る事案を、3 つの類型(第(1)類型:各人の行為は非侵害であるが、全体として侵害を構成する類型、第(2)類型:各 人の行為も全体の行為も侵害を構成する類型、第(3)類型:第三者に侵害の実行を決意させたり、侵害 行為を容易にさせたりする類型)に分類して、裁判例を分析し、複数者による侵害成否の実態を把握 すると共に、このような侵害問題に対応するための実務者への提言をまとめた。 |