「知財管理」誌

Vol.60 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 60巻(2010年) / 5号 / 769頁
論文区分 論説
論文名 韓国においての特許−許可−薬価の連係制度及びこれに関する特許紛争の動向
著者 朴鍾爀
抄録 米国では、Hatch-Waxman Actによって規定される許可−特許連係制度により新薬メーカ
ー(innovator)とジェネリックメーカー(generics)の利益を調節する制度が定着してきたが、韓国
は最近になってようやくこの許可−特許連係制度の導入を進めようとしているところである。同制度
の導入と並行して、ファーストジェネリック(first Generic)が出たときに新薬の薬価が自動的に引
き下げられる制度とも連動させて特許権の無効可能性等によって新薬の薬価引き下げの可否が決定さ
れるようにすることで、ジェネリックメーカーに対し新薬メーカーの特許権無効審判請求を行うよう
誘導を行う。新薬メーカーは新薬メーカーでこれに対抗し、ジェネリックメーカーに対して権利範囲
確認審判を提起し侵害審決を受けておくことでそれを薬価引き下げ防止の手段として用いようとして
いる。こうしたせめぎ合いの中、各立場の利益を公平に調節できる「韓国式」の許可−特許連係制度
がきちんと定着することができるかを最近の特許紛争を中心に探っていきたい。
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