「知財管理」誌
Vol.60 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 4号 / 613頁 |
論文区分 | 判例研究(No.343) |
論文名 | No.343 特許侵害差止仮処分事件において秘密保持命令の申立てが許されるとした最高裁決定 |
著者 | 三山峻司 |
抄録 | 特許権侵害差止等の本案訴訟ではなく、仮処分手続において秘密保持命令の申立てをすることができるか否かにつき、最高裁は、特許権又は専用実施権の侵害差止めを求める仮処分事件は特許法105条の4第1項柱書き本文に規定する「特許権又は専用実施権の侵害に係る訴訟」に該当し、仮処分事件においても、同項に基づく秘密保持命令の申立てをすることが許されると解するのが相当であるとした。本決定に対する評釈については、末尾に記載する。 <参照条文> 特許法100条、105条の4、民事保全法23条 |