「知財管理」誌
Vol.60 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 12号 / 1979頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 出願人のニーズに応じた審査制度の検討――権利化タイミングの多段階化に向けて 遅い権利化の実現―― |
著者 | 特許第1委員会 第5小委員会 |
抄録 | 審査請求期間7年時の出願がすべて請求時期を過ぎ、近年の出願件数や審査請求件数の減 少、および任期付審査官の採用による審査体制の強化などにより、特許の権利化に要する期間が今後 急速に短縮することが予想される。個々の出願には、早期実施や権利行使を前提とした早い権利化を 望む出願がある一方、製品化・事業化のタイミングにあわせた遅い権利化に対する要望がある。本稿 では、会員企業に対するアンケートを通じて遅い権利化のニーズを探るとともに、第三者の監視負担 の観点も考慮して遅い権利化を実現するための課題の抽出、およびその制度提案を行う。 |