「知財管理」誌
Vol.60 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 11号 / 1897頁 |
| 論文区分 | 資料 |
| 論文名 | 経営戦略に活かすための特許解析手法の研究 |
| 著者 | 知的財産情報検索委員会第3小委員会 |
| 抄録 | 平成15年3月、経済産業省が「知的財産取得管理指針」の中で「事業戦略、研究開発戦略 及び知的財産戦略は、三位一体として構築するべき」として、「知的財産を効果的に活用して、事業 戦略や研究開発戦略を策定するとともに、事業のコア・コンピタンスを保護していくことが今後の企 業経営の重要なポイント」であると報告して以来、企業経営における知的財産の重要性がクローズア ップされ始めている。それに伴って、企業の経営層は、知財部門に対して「特許情報の解析による経 営への貢献」という役割の強化を期待し始めている。これまでにも「過去の振り返り」という視点で は、企業の「事業戦略」を知財観点で研究する試みは多く行われてきたが、将来の「研究開発戦略」 の企画立案手法については、まだあまり報告例がない。そこで本研究では、「特許情報の解析による 経営への貢献」の1つの解として、特許公報の書誌情報や有価証券情報等をSWOT分析でまとめる ことで、知財部門による新規研究開発テーマの企画業務をシミュレートすることを試みる。 |
