「知財管理」誌
Vol.58 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 58巻(2008年) / 8号 / 1049頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | EPOにおける異議手続での補正と審判請求人適格 |
著者 | 国際第2委員会第1小委員会 |
抄録 | 欧州特許庁(European Patent Office、以下EPO)の手続において、異議部の決定に対して不満がある場合、その後の審判手続で特許の権利範囲等について争うことができるが、異議段階での請求の内容、補正や議論の巧拙によって、審判請求人適格が認められない場合がある。審判請求の可否は、特許権者にとっても異議申立人にとっても重要な問題である。本稿では、過去の審決の中から審判請求の可否が問題となった事例を調査し、異議手続の中で、どうすれば審判請求する権利を留保することができるかを検討した。 |