「知財管理」誌
Vol.58 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 58巻(2008年) / 6号 / 789頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 欧州連合(EU)における知的財産権活用のための法制度整備について(その1)―主に税関措置に関する規則に着目して― |
著者 | 国際第2委員会第2小委員会 |
抄録 | 欧州連合(EU)成立以後、単一市場として発展をとげたEUにおいて、EU域内での製品の流通は原則として自由である。それを逆手に取られ、模倣品・海賊品について取締が十分でない国から入ってきた模倣品・海賊品がEU域内で自由に流通することで、消費者に対する危険性の増加などが大きな社会問題となっていた。 これに対策すべく、EUでは「税関の処置に関する規則COUNCIL REGULATION(EC)No1383/2003」(以下、規則1383/2003という)および「知的財産権の執行に関する指令DIRECTIVE2004/48/EC」(以下、指令2004/48という)を規定し、対策を講じている。 今回は、規則1383/2003の特徴およびこの規則の影響などについて紹介する。 |