「知財管理」誌
Vol.57 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 57巻(2007年) / 9号 / 1445頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国実務効率化の障害とその対策―米国代理人のタテマエ,活字伝達の限界― |
著者 | 吉田哲、デイビッド・G・ポウズ |
抄録 | 米国特許実務では、米国代理人と日本のクライアントとのコミュニケーション不足から様々な障害が存在する。その例として、米国代理人のタテマエを日本側が十分に理解しているのか米国側は不安に思っている点、また、活字(英語)だけでは正確、かつ、十分な情報が米国側に届いていないために円滑な業務の妨げとなっている点などである。その対策として、米国代理人とのネット会議やチャットの活用、図面や日本語による指示書を提案する。更に、日本企業の米国特許業務の未発達領域として、米国側と知識を共有するための『場』が存在しない点について考察を加える。 |