「知財管理」誌
Vol.56 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 56巻(2006年) / 12号 / 1873頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 出願人から見た望ましい拒絶理由通知書の在り方―審査の適正化・迅速化に向けた提言― |
著者 | 特許第1委員会第5小委員会 |
抄録 | 「知的財産推進計画2005」における特許審査迅速化目標を達成するために、2005年12月22日付けで経済産業大臣を本部長とする「特許審査迅速化・効率化推進本部」が設置され、特許審査の迅速化・効率化の検討がなされている1)。 特許第1委員会第5小委員会では、特許審査の適正化・迅速化のためには、審査官と出願人との間の良好な意思疎通(コミュニケーション)が重要であると考え、特許庁審査官が行う行政処分である拒絶理由通知の書面である拒絶理由通知書が、コミュニケーションツールとしての役割・機能を十分果たしているか否かを調査するため、現状の拒絶理由通知書の記載内容についてアンケートを実施した。 本稿では、当該アンケート結果を踏まえて、現状の拒絶理由通知書における問題点を考察するとともに、出願人から見た望ましい拒絶理由通知書の在り方を検討する。 |