「知財管理」誌
Vol.54 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 54巻(2004年) / 2号 / 225頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 知的所有権の数量的分析―定性分析と定量分析の間― |
著者 | 富田徹男 |
抄録 | 「技術は無形なので果たして定量的な分析が可能であるか」、という命題のもとに、知的所有権の公開されている情報からどのような現象がわかるかという観点から、主要な経済学であるマルクス主義経済学と近代経済学における特許権の取り扱い、経済指標としての特許の量的取り扱いを説明し、これまでの特許に関する定量的研究を示し、最後に自分の行ってきた研究について紹介した。技術という無形な量においては、その定性的な把握が基本であり、それを離れて定量化することはできない、という視点が重要である。 |