「知財管理」誌
Vol.54 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 54巻(2004年) / 12号 / 1779頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 最近の抗体特許の権利範囲が争点となった判決についての一考察 |
著者 | バイオテクノロジー委員会第2小委員会 |
抄録 | 2002年度のバイオテクノロジー委員会第2小委員会では抗体特許の権利取得上の留意点について検討し、論説として報告した。前回の論説において、抗体は蛋白質であるにもかかわらず、機能的な表現でクレームが認められるのことを述べたが、この機能的な表現形式で認められることにより、抗体の権利範囲がどこまで及ぶのかが問題となることを指摘した。2003年度は抗体特許の権利範囲が争点となったドイツ及び米国での判決について注目し、当該判決の概要と問題点及び各々の裁判所の考え方の相違について考察し、併せて当該判決から考えられる抗体特許特有の権利行使上の留意点について検討した。 |