「知財管理」誌

Vol.53 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 53巻(2003年) / 2号 / 183頁
論文区分 論説
論文名 特許法102条1項の解釈・運用に関する下級審判決例の動向
著者 嶋末和秀
抄録 平成10年法律第51号による特許法等の改正により、特許侵害訴訟における損害額の認定が高額化することが期待されており、同改正法により新設された特許法102条1項の解釈・運用が注目されている。平成14年10月31日までに言い渡された下級審判決のうち、特許法102条1項又は実用新案法29条1項を適用して損害額を認定したものの約半数において認容額が1億円を超えている。本稿は、これらの判決例の検討により、今後の特許侵害訴訟における損害論(逸失利益)の方向性を占うものである。
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