「知財管理」誌

Vol.53 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 53巻(2003年) / 10号 / 1595頁
論文区分 論説
論文名 実体特許法条約(SPLT)の現状とその課題
著者 特許第1委員会第2小委員会
抄録 実体特許法条約(SPLT)は、2000年6月に採択された方式面での調和条約である特許法条約(PLT)に引き続き、各国毎に異なる実体要件の国際調和を図るためのWIPOの特許法常設委員会(SCP)にて検討されてきた国際条約である。この条約は出願人の特許予見性の確保と出願コストの削減、特許庁の審査負担の軽減を目的として、いわゆる狭いハーモ、深いハーモを目指している。同委員会は2003年5月、制度の南北調和問題等により1年間の休止が宣言されたが、再開時までの対応、世界共通特許等への対応等の参考に資すべく、これまでの議論の変遷と現状及び今後の課題とについて紹介する。
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