「知財管理」誌

Vol.50 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 50巻(2000年) / 11号 / 1637頁
論文区分 論説
論文名 米国における情報開示義務に関する最近のCAFC判例の研究
著者 特許第2委員会第1小委員会
抄録 米国特有の制度として情報開示義務制度が存在するが、本制度は特許権の行使の可否を左右する重要な手続きを要求するものであり、企業内の実務担当者としては情報開示義務を慎重に果たしていくことが必要である。しかしながら、慎重に情報開示義務を果たしつつ取得した権利であっても、侵害訴訟の場となれば権利者である原告は、被告の情報開示義務違反の主張に晒されることが多いであろうし、一方被告となった場合には反対に原告権利者の情報開示義務違反を主張するであろう。そこで本稿では、米国における情報開示義務に関する最近のCAFC判例につき、提出範囲対象や提出要否基準等の観点からの研究を行い、情報開示義務違反とならないための本制度への対処につき考察する。
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